ビジネスで、何かのプロということは、プロであるがゆえの病にかかりやすい。
それは、ズバリ「専門家の病」です。
その病の特徴は、自分でこだわって、こだわって、大切にしていることが、見込み顧客からみると、ハッキリ言って、どうでもいい、そんなところで、選ばないし、そこは、どうでもいいということに執着してしまっている状態です。
そして、この病の怖いところは、「本人がその病にかかっている自覚がない」ということです。
しかし、この病から、逃れる方法があります。
それは、何か。
それは、見込み顧客、また既存顧客に、自分の商品、サービスについて、聞いてみることです。そのお客様からの答えが、「専門家の病」から、あなたを抜け出させてくれるヒントをくれます。
また、さらにもう1つの重要な方法は、商品、サービスを作って、100%でなくても、60%でも、世に出すということです。商品、サービスを出してみて、見込み顧客の反応から、それが、いいものか、的はずれなものか、わかります。
ですので、100%作ってからでは、時間の無駄ということもあります。60%でいいのです。
形にして、世に出すことによって、商品、サービスは、磨かれます。そして、やっと、ちゃんとした商品、サービスになる。
商品、サービスは、まず、世にだしてみて、見込み顧客と、共同で作るもの、そういう視点が、「専門家の病」から、脱出できる強力な方法かもしれませんね。